●立つ鳥跡を濁さず
読み(ひらがな)たつとり あとを にごさず。 |
意味立ち去る者は、その場所が、見苦しくないよう、きれいにしておくべきである、というたとえ。 |
解説ある場所で、何かをし、その場所を去る時には、以前と同じように、きちんと後始末をしておきなさい、 という教えのようです。また、会社をやめる時など(または宿を去る時など)、自分がその場所にいたことが分からないよう、 いさぎよく、身を引くたとえでもあるようです。水鳥が飛び立った後、その水のある場所が汚れることなく澄んだままの状態 であることから生まれたことわざのようです。「飛ぶ鳥跡を濁さず(とぶとりあとをにごさず)」とも言います。 |
重要語の意味立つ=「たつ」と読み、ある場所にあったものが上または他の場所へ向かうこと。 鳥=「とり」と読み、鳥類の総称。空を飛ぶ動物。 跡=「あと」と読み、あるものがそこにいたことのしるし。 濁さず=「にごさず」と読み、濁さない。 濁す=「にごす」と読み、にごらす。 にごらす=きれいでなくよごれているようにする。 立ち去る=「たちさる」と読み、立ちあがって他の場所へ行く。 見苦しい=「みぐるしい」と読み、見た感じがよくない。みっともない。 後始末=「あとしまつ」と読み、使った道具や物をかたづけること。場所やものを整理すること。 いさぎよい=みれんがない。思い切りがよい。 身を引く=「みをひく」と読み、身を遠ざける。つとめをやめる。 水鳥=「みずとり」と読み、湖や川などの水の近くで生活する鳥。 |
いわれ(歴史)と重要度毛吹草(けふきぐさ)。 西鶴織留(さいかくおりどめ)。 重要度=☆☆☆ |
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