●鼬の道切り
読み(ひらがな)いたちの みちきり。 |
意味交際や音信が、絶えることのたとえ。 |
解説いつも会っている人と、会えなくなったり、いつも手紙を送ってくれる人から、たよりが届かなくなることのたとえのようです。 イタチが道を横切ると、2度とその道を通らないことから、悪いことが起こる前兆だとか、交際などがなくなってしまう、という俗信から 生まれたことわざのようです。昔は、旅をする前に注意することとして言われていた言葉で、もし旅の途中で、 イタチが道を左へ横切ったときは悪いことはないけれど、右へ横切ったときは、その道を行ってはいけない、ということを示したことわざのようです。 |
重要語の意味鼬=「いたち」と読み、イタチ科の動物。体長20から40センチで足が短く胴と尾が長い。体の色は茶色に近い色。 夜行性で他の動物の血を吸う。 道=「みち」と読み、人が通るところ。どうろ。 切る=「きる」と読み、横切る。道を横方向にわたること。道の方向に対して90度の方向にわたること。 交際=「こうさい」と読み、他の人とつきあうこと。 音信=「おんしん」と読み、手紙(メール)などによる相手からの知らせ。たより。 絶える=「たえる」と読み、今まで続いていた関係がなくなる。 前兆=「ぜんちょう」と読み、何かが起ころうとするまえぶれ。きざし。 俗信=「ぞくしん」と読み、世間などで宗教的経験や自然現象などを観察した経験から生まれた信仰。 特に人をまどわせる悪いものを迷信と言う。 信仰=「しんこう」と読み、信じて大切にしようとすること。 |
いわれ(歴史)と重要度谷川士清の倭訓栞(わくんのしおり)。 重要度=☆☆☆ |
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