●亀の甲より年の劫
読み(ひらがな)かめのこう より としのこう。 |
意味年長者の豊富な経験や知恵は、どんなものよりも、尊重すべきだ、というたとえ。 |
解説年上の人の長く豊かな経験や知恵は、亀の甲羅より大切なものなので、年上の人の知恵を大事にすべきだ、という教えのようです。 「亀の甲」と「年の劫」の「こう」の字を語呂合わせにした、おもしろいことわざのようです。なぜ、亀の甲羅と比較するのか考えてみましたが、 亀が長生きする動物であるので尊重されている為と、また、これは、音吉の勝手な思いつきですが、亀の甲羅は、亀卜(きぼく)という占いに用いられるので、 その占いより、年の功のほうが、大切であることを言ったのではないかと思います。「年の劫」は「年の功」とも書くようです。 |
重要語の意味亀=「かめ」と読み、は虫類のひとつ。平たくかたい甲羅におおわれ、その中から頭と手足を出す動物。 甲=「こう」と読み、甲羅。 年=「とし」と読み、年齢。人の生まれてからの年の数。 劫=「こう」と読み、非常に長い時間。 年長者=「ねんちょうしゃ」と読み、年が上である人。年上の人。 経験=「けいけん」と読み、五感などから得た長年の知識や技術。 尊重=「そんちょう」と読み、尊(とうと)く重要なもの。 亀卜=「きぼく」と読み、亀の甲羅を焼いてその時に出る割れ目を吉凶の判断とした古い占い方法。 甲羅=「こうら」と読み、@亀の身体を包むかたいから。A年功。 年の功=年をとっていろいろな経験をすること。 |
いわれ(歴史)と重要度嫩緑相生源氏。 重要度=☆☆☆ |
スポンサードリンク