●百鬼夜行のよう

読み(ひらがな)

ひゃっき やこう のよう。

意味

正体の知れない人たちが、たくさん集まって、わが物顔で、ふるまうたとえ。

解説

もとの意味は、いろいろな妖怪変化が、夜の中、列を作って歩き回ることを 言っているようです。妖怪変化とは、人間の知恵では理解できないような不思議な 姿をしたばけもののことで、かつて、室町時代頃には、「百鬼夜行絵巻」 という絵が描かれていたようです。

重要語の意味

百鬼=「ひゃっき」と読み、いろいろの姿や形をしたたくさんのばけもの。  夜行=「やこう」と読み、夜の中を列を作って歩き回ること。「やぎょう」 とも読む。  正体=「しょうたい」と読み、変化する前の本当の姿。  わが物顔=自分の持ち物のように扱い、勝手気ままにふるまう様子。  妖怪変化=「ようかいへんげ」と読み、人知では解き明かす事のできない 不思議な現象や不思議な形をしたばけもの。 

いわれ(歴史)と重要度

歴史物語、「大鏡(おおかがみ)」・師輔(しほ)。    重要度=☆☆☆

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