●いつも月夜に米の飯

読み(ひらがな)

いつも つきよに こめのめし。

意味

いつも何の苦労もなく、生活できればいいのにな、という願いを言った言葉。

解説

昔(江戸時代頃か)、電気の明かりがなかった頃、夜は月が出ていないと真っ暗になるので、 月の明かりはとても貴重なものであり、また、食べる物でも、お米のごはんを食べられるのは、 ごちそうだったようです。毎晩、月の明かりがあり、毎日、お米のごはんが食べられれば、飽きることもなく 何も言うことはないということを言っているようですが、現実は、そんなに甘くはない、という意味が 含まれているようです。このことわざの時代と比較して、今の時代はとても便利ですが、この便利さが、 これからも、ずっと続いてほしいものです。

重要語の意味

いつも=いつの時も。毎日、毎晩。  月夜=たぶん満月のよく晴れた夜のこと。今でも、満月の夜はかなり明るい。  米の飯=米を炊いたごはん。  貴重=「きちょう」と読み、価値が高く大切なもの。  ごちそう=いつも食べることのない、おいしい食事。  飽きる=「あきる」と読み、十分に満足してこれ以上いらないという気持ち。 

いわれ(歴史)と重要度

風狂文草。   重要度=☆☆☆   超古風

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月夜
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