●泥棒の逆恨み
読み(ひらがな)どろぼう の さかうらみ。 |
意味自分の悪いところを認めようとしないで、他人の悪いところを非難することのたとえ。 |
解説このことわざは、中国の古典「春秋左氏伝」という本の中にある「盗人は主人を憎み、民はその上の人をにくむ、、、」 という句から生まれたことわざのようです。盗人は家が留守でないことや、戸締りが厳しいことを理由に、その家の主人を にくむということらしいです。自分の悪いことにはなかなか気がつかず、自分に都合がよくない他人の悪いことばかり気になってしまうことを いましめる言葉のようです。「盗人の逆恨み」とも言います。 |
重要語の意味泥棒=「どろぼう」と読み、他人の物を許可なく、又は、だまして、自分のものにする悪い人。盗人。 逆恨み=「さかうらみ」と読み、自分が悪いわけではないのに憎いと思う人から逆にうらまれること。 恨む=「うらむ」と読み、相手の行為に対していやだ、よくないと思う。怨む。にくむ。 非難=「ひなん」と読み、他人の間違いや欠点を取り上げ言ったり思ったりすること。 春秋左氏伝=「しゅんじゅうさしでん」と読み、中国春秋時代の魯(ろ)の国の歴史書「春秋」を詳しく解説した書。 「春秋」は孔子がまとめたとされる書。 |
いわれ(歴史)と重要度春秋左氏伝・成公十五年。 重要度=☆☆☆ |
スポンサードリンク