●邯鄲の夢
読み(ひらがな)かんたん の ゆめ。 |
意味人の世の栄枯盛衰が夢のように頼りなく、とても短い間である、ということのたとえ。 |
解説このことわざは、古い中国にある伝説がもとになっているようです。それは、昔、中国の都、邯鄲(かんたん)という地名の 茶店で、盧生(ろせい)という貧しい青年が、富が思うようになるというふしぎな枕を借りて寝たところ、自分が出世して豊かな富を得、 50年余りの幸せな人生を終えるという夢を見たそうです。ところが、目をさましてみると、眠る前に茶店の主人が炊きかけていた大粟が まだ煮え終わらないほど短い時間だったという話から生まれた言葉のようです。何故このような言葉が残っているのか分かりませんが、 人生のはかなさを言った言葉のようです。 |
重要語の意味邯鄲=「かんたん」と読み、中国、戦国時代の趙(ちょう)という国の都の地名。 夢=寝ている間に不思議な体験などをすること。 栄枯盛衰=「えいこせいすい」と読み、栄えたり衰えたりすること。 大粟=「おおあわ」と読み、黄粱(こうりょう)という穀物。 |
いわれ(歴史)と重要度枕中記(ちんちゅうき)。 重要度=☆☆☆ |
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