●読書百遍義自ずから見る

読み(ひらがな)

どくしょ ひゃっぺん ぎ おのずから あらわる。

意味

どんなに難しい書物でも、何回も繰り返し読めば、そこに書かれている意味が自然にわかる、ということ。

解説

難しい本であっても、100回繰り返して読めば、その本が伝えようとしていることが、知らないうちに理解できるようになる、ということのようです。 繰り返し読むことによって、知らなかった言葉が少しずつ頭の中に残り、読んでいる文章がだんだん身近なものになるため、意味がわかってくるのだと思います。 以下は音吉の体験談です。もう20年以上前になると思いますが、ある出来事をきっかけに、般若心経というお経の内容を知りたくなり、試しに読んでみることにしました。 最初、漢字だけのお経は、何が書いてあるか、全くわかりませんでしたので、書き下し文や解説書などを利用しながら、 何度か繰り返し読んでいるうちに、ある時、ふと、何が書いてあるのかその意味が少しだけ見えてくる時がありました。 そのような気づきが、何度かあると、次第にその文章の意味が分かってくるようになるものです。 それからは、読経の考え方が変わり、読経というものは、毎日、何度も繰り返し読むことによって、その意味をしっかり理解するという目的があるのだということに気がつきました。 しかし、般若心経は、いまだに、よく理解できていません。

重要語の意味

読書=「どくしょ」と読み、本を読むこと。文章を読むこと。  百遍=「ひゃっぺん」と読み、100回。何度も繰り返すこと。  義=「ぎ」と読み、意味。伝えようとしていること。内容。  自ずから=「おのずから」と読み、自然に。知らないうちに。  見る=「あらわる」と読み、表に出る。知らせる。  繰り返し=「くりかえし」と読み、同じことをもう一度する。  般若心経=「はんにゃしんぎょう」と読み、大乗仏教でよく知られた短いお経。 般若経の最も重要とされる内容が書かれた262文字からなる文章。  書き下し文=「かきくだしぶん」と読み、漢文を日本の文章の順番に置き換えかなをつけたもの。  気づき=分からなかったことが分かるようになること。  読経=「どきょう」と読み、仏教のお経の文章を読むこと。  三国志=「さんごくし」と読み、中国で紀元290年頃書かれた歴史書。この中の魏志倭人伝が有名。 

いわれ(歴史)と重要度

三国志・魏志。    重要度=☆☆☆

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