●ペンは剣よりも強し
読み(ひらがな)ぺんは けんよりも つよし。 |
意味文字によって書かれた思想や文学などの力は、武力よりも強い力を表す、ということ。 |
解説ペンにより書かれた文字の考え方は、多くの人々の心を動かすことができるので、武力より はるかに強い力を出す、ということのようです。つまり、ペンと剣は、どちらも手に持って使い、 形も細長く似ていますが、人の心に与える効果には、大きな違いがある、ということかと思います。 このことわざは西洋のもので、リットンという 小説家の戯曲(ぎきょく)「リシュリュー」という作品の中の言葉、「The pen is mighter than the sword.」 を訳したもののようです。日本では「文は武に勝る(ぶんはぶにまさる)」に相当することわざのようです。 |
重要語の意味ペン=@先のとがったものへ、インクをつけて文字などを書く道具。A文章。 剣=「けん」と読み、@両方に刃のある武器。A剣を使ったわざ。剣術。 強し=「つよし」と読み、力が強い。 思想=「しそう」と読み、心の中に思ったこと。考え。人生や社会に対するみかた。 文学=「ぶんがく」と読み、@学問のすべてを示した言葉。A文字であらわされた芸術で、 小説(物語)、詩歌、戯曲、紀行、随筆など。 武力=「ぶりょく」と読み、武器を使って人を動かそうとする力。 リットン=イギリスの政治家、小説家。[1803-1873]。 戯曲=「ぎきょく」と読み、作者の考えにより創りだされた物語の台本。 |
いわれ(歴史)と重要度リットンの「リシュリュー」より。 重要度=☆☆☆ |
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