●君子に三楽あり

読み(ひらがな)

くんしに さんらく あり。

意味

人格者には、三つの楽しみがある、ということ。

解説

徳の高い人が楽しみとすることとは、第1に、父と母と兄弟姉妹が健康であること。第2に、世の中に恥じることがないので、 どんな人に対しても、自分が劣った立場にあると感じないこと。第3に、世の中に優れた人たちを教育することである。 と言うことのようです。しかし、この楽しみの中に、世の中で王者となることは含まれない、とも書かれています。

重要語の意味

君子=「くんし」と読み、行いが正しくて徳のある人。人格者。リーダーにふさわしい人。  三楽=「さんらく」と読み、3つの楽しみ。  楽しみ=「たのしみ」と読み、心が満ち足りて心地よく感じること。  徳=「とく」と読み、@人からしたわれる人がら。A人に恵みをもたらす行い。  人格者=「じんかくしゃ」と読み、常識があり道徳を心得た立派な人。  恥じる=「はじる」と読み、恥ずかしく思う。  王者=「おうじゃ」と読み、@王である人。Aその社会で一番力のある人。 

いわれ(歴史)と重要度

孟子・尽心(じんしん)の上の20。    重要度=☆☆

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君子
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【儒教の孟子】