●移れば変わる世の習い

読み(ひらがな)

うつれば かわる よのならい。

意味

時代が、移り変われば、世の中のことも移り変わる、ということ。

解説

時間が過ぎていけば、人や物事(ものごと)は、前とは違ったようすになり、世の中の習慣や、 あたりまえであることも、変わっていく、ということのようです。 時が過ぎ去ることは、だれにも止めることはできない事実であり、そのような 現実の中で、私たちは生きていかなければならない、ということと思います。 「移り変わりは浮世の習い(うつりかわりはうきよのならい)」ともいうようです。

重要語の意味

移る=「うつる」と読み、時が過ぎていく。  変わる=「かわる」と読み、人や物事が前と違ったようすになる。変化する。  世=「よ」と読み、@世の中。世間。浮世。A時代。  習い=「ならい」と読み、@あたりまえのこと。常。A習慣。  時代=「じだい」と読み、時間の流れの中で区切られた一定の期間(年や月)。  習慣=「しゅうかん」と読み、長い期間くり返されてあたりまえのようになったこと。  浮世=「うきよ」と読み、@生きていくことが難しい世の中。無常の世。A現実の世界。(仏教的感性から生まれたことば)。  時=「とき」と読み、時間。現実が変化している現象を人間の立場からとらえた認識方法。現在過去未来などの認識のしかた。 

いわれ(歴史)と重要度

平家物語(へいけものがたり)。   新古今和歌集。   重要度=☆☆☆

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【平家物語】