●自慢高慢馬鹿のうち

読み(ひらがな)

じまん こうまん ばかのうち。

意味

うぬぼれて自慢したり、偉そうにしている者は、愚かものの仲間である、ということ。

解説

自分の優れているところを他の人に言ったり、自分が優れていると思い込んで、他の人をかるく見てしまう人は、 知恵が足りない人と同じである、という意味で、「自慢は知恵の行き止まり(じまんはちえのゆきどまり)」とも言うようです。 なぜ自分が優れていると思うと、知恵が働かなくなるのかを考えてみますと、高慢になると他の人の考え方や 意見などを受け入れないため、自由な発想ができなくなったり、また、自分のプライドが傷つくと、感情的になり 知恵が働かなくなるためではないかと思います。しかし、自分のプライドをなくすということは、なかなか難しいことですから、 プライドを小さく持ち謙虚にするのが、いいのかもしれません。

重要語の意味

自慢=「じまん」と読み、自分で自分のことをすぐれた者であると他人に言ったりすること。  高慢=「こうまん」と読み、自分のすぐれているところを大切に思うので他人を見下してしまうこと。大きな慢心。  馬鹿=「ばか」と読み、知恵が働かないようす。おろか。  うち=ものを区別する時の内側にあるもの。あるものの仲間。  慢=@おごりたかぶり。Aあなどる。Bおこたる。  うぬぼれる=自分がすぐれていると思って自分にほれこむこと。  偉い=「えらい」と読み、すぐれているようす。りっぱなようす。  愚か=「おろか」と読み、知能の働きがにぶいようす。  仲間=「なかま」と読み、種類の同じもの。  優れる=「すぐれる」と読み、他の人より勝っている。他の人よりちからがある。  知恵=「ちえ」と読み、ものごとを上手に処理する心の働き。  行き止まり=「ゆきどまり」と読み、行き先がなく先に進めないこと。  発想=「はっそう」と読み、思いつくこと。  プライド=@自尊心。誇り。A高慢。うぬぼれ。  謙虚=「けんきょ」と読み、ひかえめで相手を大切にするようす。 

いわれ(歴史)と重要度

法句経63番の後半の句が、この言葉に近いと思われます。    重要度=☆☆☆

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自慢
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