●良医の門に病人多し

読み(ひらがな)

りょういのもんに びょうにん おおし。

意味

よい医者の門には、多くの病人が集まってくる、ということ。

解説

どんな病気でも治してくれる、よい医者のところには、 病人が、たくさん集まってくる、ということのようです。 また、よい師匠のところには、たくさんの弟子がいる、ということのたとえにも 使われるようです。 よい先生は、相手がどんな人であっても、そこに来たいと思う人を 拒むことがないので、いろいろな人が集まってくるのでしょう。 「藪医者の病人選び」とは、逆の立場にあると思います。 求めるものが有るところには、その求めを必要とする人たちが集まってくる、 ということです。

重要語の意味

良医=「りょうい」と読み、よい医者。病気の診断と治療が上手な医者。  門=「もん」と読み、家の出入り口。  病人=「びょうにん」と読み、病気をわずらっている人。  多し=「おおし」と読み、多い。たくさんいるようす。  医者=「いしゃ」と読み、病気を診断し、その原因に従って治療をする人。  集まる=「あつまる」と読み、2人以上の人たちがひとつの所によってくる。  病気=「びょうき」と読み、からだや心が健康な時とはちがった状態になること。やまい。  治す=「なおす」と読み、病気を治療して健康な体にする。  師匠=「ししょう」と読み、学問や技芸などを教える人。先生。  弟子=「でし」と読み、先生から学問などの教えを受ける人。  先生=「せんせい」と読み、学問などを教えている人。医者や教員などを敬って言う言葉。  相手=「あいて」と読み、話などをする時に自分以外に当たる人。  拒む=「こばむ」と読み、他人から求められることを受け入れない。拒否する。  藪医者=「やぶいしゃ」と読み、病気を治すのが下手な医者。  逆=「ぎゃく」と読み、場所などが反対であること。  立場=「たちば」と読み、その人の社会的な評価。  求める=「もとめる」と読み、ねがう。  必要=「ひつよう」と読み、なくてはならないこと。 

いわれ(歴史)と重要度

荀子・法行篇。   重要度=☆☆       難易度=ふつう

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病人
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