●医者の不養生
読み(ひらがな)いしゃの ふようじょう。 |
意味他人には立派なことを言いながら、自分自身が、そのことを実行していないことのたとえ。 |
解説医者は患者に健康に注意しなさいと言うけれど、それを言っている医者が 自分の健康には注意していない場合が多いということから生まれたことわざ。 この後ろに続けて言う言葉として、 「儒者の不身持(じゅしゃのふみもち)」=「学問(儒学)を勉強した人は立派なことを言うが、日ごろの行いはよくない」。または、 「坊主の不信心(ぼうずのふしんじん)」=「お坊さんは仏教の説教をするが、仏教を信じていない」。があるようです。 どんなことでも、根本(基本)を理解することの難しさを主張しているようにも感じます。 |
重要語の意味医者=病気を治すため患者をみる人。おいしゃさん。 不養生=「ふようじょう」と読み、ふだんから健康に注意していないこと。 立派=「りっぱ」と読み、もっともらしくて正しいようす。 患者=「かんじゃ」と読み、病気やけがをして医者から治療を受ける人。 不身持=「ふみもち」と読み、日ごろの行いが悪いこと。男女関係がだらしないこと。 不信心=「ふしんじん」と読み、親しみを感じないで信じていないこと。 |
いわれ(歴史)と重要度平賀源内の「風流志道軒伝(ふうりゅうしどうけんでん)」。 重要度=☆☆☆ |
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