●朝茶は七里帰っても飲め
読み(ひらがな)あさちゃは しちり かえってものめ。 |
意味朝茶を飲むのを忘れて外出してしまったら、たとえ七里という遠い距離であっても 戻ってお茶を飲むべきだ、ということ。 |
解説このことわざは、民間から生まれた俗信がもとになっているようで、 朝のお茶は、その日の災難を除いてくれるから必ず飲んだほうがいいということらしいです。 「朝茶はその日の難逃れ(あさちゃはそのひのなんのがれ)」、「朝茶に別れるな」とも言うようです。 朝茶の茶とは、多分、緑茶のことと思われ、緑茶には、ビタミンC、カテキン、カフェインなどが 含まれているようです。寝ている間は汗をかくようですから、起きてすぐにコップ一杯の水を飲むだけでも、 体にいいかもしれません。 |
重要語の意味朝茶=「あさちゃ」と読み、朝に飲むお茶。朝食前の朝すぐに起きて飲むお茶。また、朝9か10時頃までに飲むお茶。 七里=「しちり」と読み、3.9×7=27.3キロメートル。遠いことのたとえ。 帰る=「かえる」と読み、戻る。家に帰る。 飲む=水やお茶などを口の中に入れてのみこむ。 俗信=「ぞくしん」と読み、民間で信じられてきた習慣など。 災難=「さいなん」と読み、突然の悪いできごと。 緑茶=「りょくちゃ」と読み、若いお茶の葉の水分を取り除いたもの。玉露、煎茶、抹茶、番茶、玉緑茶など。 |
いわれ(歴史)と重要度長野や宮城地方の俗信。 重要度=☆☆☆ |
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