●蜥蜴の尻尾切り
読み(ひらがな)とかげの しっぽきり。 |
意味悪いことが明らかになった時、その責任を逃れるために、下位の者を犠牲にすること、のたとえ。 |
解説組織などを運営している途中で、悪いことが世間の人たちに知られ、立場が苦しくなった時、 負わなければならない償いを逃れるため、組織の上にいる幹部の者に影響がおよばないように、 下にいる者に償いを負わせることのようです。地位の低い人を切りすてて、組織などを守ることを たとえて言った言葉だと思います。トカゲは、自分のしっぽを切りはなして逃げてしまうことが多く、 また、トカゲのしっぽは、切れてもすぐに生まれかわるので、このように表現するのだと思います。 トカゲのしっぽがなくなっても、トカゲの本体は、まだ生きて残っているので何の影響もない、つまり、 トカゲのしっぽは、組織にとって、ほとんど影響のない下位の人のことをたとえたのだと思います。 |
重要語の意味蜥蜴=「とかげ」と読み、地面をはって歩くどうぶつ。体は細長く20センチぐらいでヘビに似ているが4本足をもっている。 敵から逃れるために自分のしっぽを切りおとしてしまうが、すぐにはえてくる。 尻尾=「しっぽ」と読み、どうぶつの尾。動物のおしりのあたりについている長いもの。しりお。 責任=「せきにん」と読み、ある事をして悪い結果が出たとき、負わなければならないつぐないなど。 逃れる=「のがれる」と読み、にげる。まぬがれる。 下位=「かい」と読み、組織などで人事上、地位の低いこと。 犠牲=「ぎせい」と読み、ある目的のためにうける損失。切りすてること。 組織=「そしき」と読み、ある目的のために人が集まり役わりなどを分担して活動するところ。 運営=「うんえい」と読み、組織などを動かして活動すること。 立場=「たちば」と読み、その人がおかれている地位。 負う=「おう」と読み、つぐないとなるようなことを引きうける。 償い=「つぐない」と読み、犯した罪やあやまちなどをお金などでおぎなうこと。 あやまちなどを別の方法で相手からゆるしをもらうこと。 幹部=「かんぶ」と読み、組織や会社などの中心となる人たち。 影響=「えいきょう」と読み、あることが原因となって他のものが変化すること。 途中=「とちゅう」と読み、物事が始って活動しているとき。 |
いわれ(歴史)と重要度不明。 重要度=☆ 難易度=ふつう |
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