ポインタ

ポインタとは、メモリ上に存在する、実際のコンピュータのアドレスそのものを、指し示して、 そこを起点に、データの操作を行なうものです。ハードウエアのアドレスに直接アクセスしますので、 便利である反面、扱いが難しく、誤った使い方をすると、プログラムが暴走(CPUの制御がきかなくなる) する恐れを含んでいます。

コンピュータのアドレス

コンピュータのプログラミングを実行するためには、メモリとCPUが必要です。CPUはメモリ上にある プログラムを順番に処理していきますが、このメモリ上にあるデータの位置を、アドレスといいます。 このアドレスに相当する、入れ物の箱(例えば32ビットのデータ幅)に2進数の数値が格納されています。

アドレス00000001000200030004 0005000600070008
データ00780da80018004500780e9f 040e01215078
上記では、便宜上、16ビットデータ幅に16進数の数値データを表記しています

ポインタは、コンピュータの実メモリ上の1点を定めるための変数で、そこを起点に、 アドレスを移動させたり、又は、その起点のデータ値そのものを参照したり、代入を行なったりするものです。

ポインタは、あらかじめ定義された変数に対して、そのアドレスを格納する変数であり、 ポインタに直接値を代入することは、できません。間接演算子により定義された 実際の値は、その格納されたアドレス値を先頭として、定義された変数型のサイズ (バイト)数分の中に変数の値として存在しています。

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