printf関数に用いる数値変数
標準関数として、用意されている、「printf」関数では、括弧内の引数の扱いが、少し分かりにくいので、 説明を加えておきます。この関数の引数には、画面に実際に表示をさせたい部分と、変数などを指定できる 部分とがあります。画面に表示させる部分には、制御文字として、エスケープシーケンスを含ませて、 文字の制御を行ったり、変数の書式(フォーマット)を指定するための定められた記号が用意されています。
printf("a=%d\n", a); |
上記の「printf」の記述の場合、「""」で囲まれた部分が表示部で、「a」が変数を指定する部分です。 「,」で区切って表示させたい変数部を後ろへ記述します。
制御文字 | 「\n」で記述された部分が制御文字です。これは、改行を意味しています。 |
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出力書式 | 「%d」と記述された部分のことを、変数の変換方法を定める出力書式、書式フォーマットなどといい、 この場合は、整数型を意味しています。 後ろに記述された「a」という変数の値を整数型で、画面に出力しますという意味です。 他にも、文字型や、浮動小数点型などがあります。 |
変数指定 | 「,」の後ろにあるのが、表示を行いたい変数「a」となります。これは、前の「""」内に 記述された出力変換方法の書式フォーマットに従って、引数の変数「a」を整数型で表示するという意味です。 |