式(=は代入演算子)
式をC言語で記述する場合の関係は、左辺が結果で、右辺が計算式となります。ですから、「a = 1;」と 定義した場合は、「a」の値が、「1」になったという意味で、メモリ上の「a」という箱の中が「1」になったことを意味します。 「1 = a;」と言う記述は、できません。コンパイラが理解できないためエラーを表示します。 このことは、変数「a」がメモリ上のある一部分の箱を意味することになり、数学の関係式とは、異なってきます。 変数に数値を直接代入することが出来るのが、プログラミング上の計算式の特徴と言ってもいいかもしれません。
演算子(operator)
定義された変数を用いて、計算を行なったり、結果を代入したりするC言語の約束記号が「演算子」です。 演算子には、主に次のようなものがあります。
記号 | 意味 | 記述例 | 説明 |
---|---|---|---|
= | 代入 | a=b | aにbの値を代入する |
+ | 加算 | a+b | aとbを加算する |
− | 減算 | a-b | aからbを減算する |
* | 乗算 | a*b | aとbを掛け合わせる |
/ | 除算 | a/b | aをbで割り算する |
% | 剰余 | a%b | a÷bの余りの値 |
+= | 加算代入 | a+=b | a=a+bと同じ |
−= | 減算代入 | a-=b | a=a-bと同じ |
++ | 1つ加算 | a++ | a=a+1と同じ |
−− | 1つ減算 | b-- | a=a-1と同じ |
sizeof | サイズを得る | sizeof(int) | 型や変数のサイズ |
「sizeof」は、「size_t」で決まる基本単位、処理系によって異なるようですが、ウインドウズの場合は、バイト単位で値が決まります。
演算子は、他にも、まだ、たくさんありますが、省略しています。