●一刻千金

読み(ひらがな)

いっこく せんきん

意味

わずかな時間が、たくさんのお金に相当するほど、大切なものである、ということ。

解説

とまることなく流れ続ける時間の大切さを言った四字熟語で、楽しい時や大切な時間が、すぐに過ぎ去ってしまうことを 惜しんで言う言葉のようです。時間をむだに過ごすことを戒める意味もあるようです。この句の出どころとなった蘇軾の詩には、 「春の夜は、わずかな時間さえも、とても高いお金のように大切に感じる。過ごしやすく花の香りもよく月もおぼろ月夜であるからだ。」 とあるようです。

重要語の意味

一刻=「いっこく」と読み、わずかな時間。不定時法の一時(ひととき)の4分の1の時間で、約30分。  千金=「せんきん」と読み、@千両。Aたくさんのお金。大きな価値。  不定時法=「ふていじほう」と読み、昔、江戸時代に使われていた時間のきまり。1日を日の出日の入りを基準に、 12に分けて一時(ひととき)を約2時間とした方法。  惜しむ=「おしむ」と読み、大切なものをなくして残念に思う。  蘇軾=「そしょく」と読み、中国、北宋の詩人。本名を東坡(とうば)という。[1036-1101]。 

いわれ(歴史)と重要度

蘇軾(そしょく)の詩、春夜(しゅんや)。   重要度=☆☆☆

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一刻千金


不定時法の十二支時計