●阿弥陀も銭で光る

読み(ひらがな)

あみだも ぜにでひかる。

意味

お金のちからが、とても強いということのたとえ。

解説

阿弥陀という仏様のご利益さえも、供えるお金の多い少ないによって違ってくるということのようです。 普通、阿弥陀仏は後ろのほうから後光をさしているものが多いので、この光はお金があって初めて光る という意味ではないかと思われます。お金のちからの強さを冗談交じりに言った言葉のようですが、実情に合っていると思います。 またこのことわざは「阿弥陀の光も銭次第(あみだのひかりもぜにしだい)」とも言うようです。

重要語の意味

阿弥陀=「あみだ」と読み、「あみだぶつ」のこと。西方浄土にいる仏で、念仏を唱えると救われると説く仏。  銭=「ぜに」と読み、お金。金銭。  光る=後光や光背が光るという意味かと思われる。後光とは仏像などにみられる仏の徳としての智慧や慈悲を表したもので、 光として図形化されたもの。  ご利益=「ごりやく」と読み、利益の尊敬語。仏が衆生に与える恵み。  後光=「ごこう」と読み、仏の体から出ている光。仏像などの後ろから出ている光を図形化したもの。 光背。光明。  実情=「じつじょう」と読み、実際の事情。(お金がなければ何もできないということか?)。 

いわれ(歴史)と重要度

一休狂歌問答。   重要度=☆☆☆

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