●案ずるより生むが易い

読み(ひらがな)

あんずるより うむがやすい。

意味

物事は、やる前に、あれこれと心配するより、実際にやってみたほうが思っているより簡単にできる、ということ。

解説

もとの意味は、母親が出産する前に、あれこれ心配するものですが、産んでみると、それほどたいへんなものではないということから 生まれているようです。取り越し苦労をしている人に、そんなに悩まず、まずやってみるほうがよいと慰める言葉として使うことが多いようです。 音吉は、「案ずるより生むが易し」と発音していました。

重要語の意味

案ずる=「あんずる」と読み、考える。心配する。  心配=「しんぱい」と読み、想像を巡らしていろいろ考え思い悩むこと。  生む=「うむ」と読み、@母親が子供を体の外に出す。A新しいものを作る。「産む」とも書く。  易い=「やすい」と読み、かんたん。やさしい。難しくない。  取り越し苦労=「とりこしぐろう」と読み、予想がつかない将来のことをいろいろ考え、つまらない心配をすること。 

いわれ(歴史)と重要度

狂言「悪太郎(あくたろう)」。    重要度=☆☆☆   

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生む
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