●万緑叢中紅一点

読み(ひらがな)

ばんりょく そうちゅう こういってん。

意味

男性ばかりの中に、女性がたったひとり居ることのたとえ。

解説

たくさんの男性たちにまじって、ただ1人だけ女性がいると、とても明るく目立つため、 このように言うのだと思います。また、たくさんのものの中に、ただひとつだけ優れたものが 目立っているたとえでもあるようです。もとは、見渡す限りの緑の草の中に、たったひとつ、 赤い花が目立って咲いている、という意味があるようです。同じようなものの中に、たったひとつ 違ったものがあると、その目立ったものに心が動かされてしまう、ということと思います。「紅一点(こういってん)」とも言います。

重要語の意味

万緑=「ばんりょく」と読み、見渡す限りのみどり。一面のみどり。  緑=「りょく」と読み、@みどり。A草または木の葉のみどり。  叢中=「そうちゅう」と読み、くさむらの中。  叢=「そう」と読み、@くさむら。Aむらがる。B多い。  紅一点=「こういってん」と読み、たったひとつの赤い花。一点紅。  目立つ=「めだつ」と読み、他のものと違っているため特に人の目を引く。そのものに心が動かされる。  見渡す限り=「みわたすかぎり」と読み、見えることのできる最も遠くの地平線まで。  一点紅=「いってんこう」と読み、ざくろの花。芸者。 

いわれ(歴史)と重要度

王安石(おうあんせき)の詩、「ざくろを詠む」。   重要度=☆☆☆   

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紅一点
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