●痘痕も靨
読み(ひらがな)あばたも えくぼ。 |
意味心をうばわれるほどに、相手のことが好きになると、悪いところも、とても良いものに 映ってしまうというたとえ。 |
解説好きになった人の天然痘にかかってできた跡のくぼみが、かわいいえくぼに見えてしまうという ことから生まれた句。句の前に「惚れた欲目には」をつける場合もあるようです。 同類の英語のことわざ=Love covers many infirmities.(愛は多くの欠点を隠す) |
重要語の意味痘痕=「あばた」と読み、天然痘にかかると小さな粒状のできものができ、 それが化膿してかさぶたになり、直った後のくぼみ。 靨=「えくぼ」と読み、人が笑ったときに、口元にできる小さなくぼみ、女性の場合とてもかわいく見える。 化膿=「かのう」と読み、ばい菌により、赤くはれて、うみをもつこと。 |
いわれ(歴史)と重要度中国の清の時代の書物、通俗編(つうぞくへん)。 重要度=☆☆☆ |
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