●恋に上下の隔てなし

読み(ひらがな)

こいに じょうげの へだてなし。

意味

恋をするのに、家柄(家系や地位)や、貧しさ、豊かさなどの、区別はなく、 お互いの心に、思い抱く気持ちしだいであるということ。

解説

昔は、「士農工商」などと、身分の差があった為、このような句が生まれたのだと思われます。 恋愛というものは、お互いが、いとしく思う気持ちであって、身分の差や、年齢の差などによる 区別はないということのようです。好きになってしまえば、何もかもの隔てがなくなると、いうことなのでしょう。

重要語の意味

恋=男と女の間で、相手のことが忘れられず、とても強く、会いたいと思う気持ち。  上下=身分(家柄や家系)の違い、豊かさ貧しさの違い、年齢の違いなど、による、うえと、した。  隔て=@性質や環境、身の上、年齢などの違いによって、扱い方を区別すること。 A人と人との間に置いておくしきり。 

いわれ(歴史)と重要度

浄瑠璃の一つ、奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)。   重要度=☆☆☆

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