●待てば海路の日和あり
読み(ひらがな)まてば かいろの ひよりあり。 |
意味今は、状況が悪くても、辛抱強く、待っていれば、必ず、いいチャンスが巡ってくるということ。 |
解説現在の海の状況が悪く、船を思うように進められなくても、いずれ、海も穏やかになり、 航海が思うようにできる時が、必ずやってくるはずだから、辛抱強く待て、ということから 生まれた句のようです。元々は、「待てば甘露の日和あり」といっていましたが、少し、 立場を変えて表現するようになったようです。意味は、ほぼ同じです。 同じようなことわざに「果報は寝て待て」があります。 |
重要語の意味海路=「かいろ」と読み、海の上で、船を進める為の通り道のこと。 日和=「ひより」と読み、天気の事。天候がどんな状況なのかを示すことば。 「海路の日和」では、雨風のない、穏やかな天候。「甘露の日和」では、恵みの雨が降っている状況を表す。 甘露=「かんろ」と読み、めでたい前兆として降る甘いつゆ、大地をうるおす恵みの雨。甘露は、中国の伝説で、 長い期間、雨が降らず、日照りが続いても、国の王様が情け深い政治を行えば、やがて、農作物を育ててくれる 恵みの雨が降るということを意味した言葉。 |
いわれ(歴史)と重要度大阪(中京)いろはがるた。毛吹草(けふきぐさ)。 重要度=☆☆☆ |
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