●彩ずる仏の鼻を欠く

読み(ひらがな)

さいずる ほとけの はなをかく。

意味

もっと良くしようと思い、細かな所まで、手を加えているうちに、 大切な部分を、こわしてしまうことのたとえ。

解説

このことわざは、音吉が、仏像を彫っていた時、おじいさんから実際に言われた言葉です。 ある程度、出来上がってきた仏像に、もう少し、良くしようと思い、細かな所へ手を加えている うち、大事な仏像の鼻を、けずり落としてしまう、ということから生まれたようです。良く注意をして 何かをしようと思っても、やりすぎないよう、ほどほどにしなければいけないという戒めのようです。

重要語の意味

彩ずる=「さいずる」と読み、美しくなるように、形や色を飾(かざ)ること。  仏=仏像。  仏像=「ぶつぞう」と読み、木材などを、彫刻刀(ちょうこくとう)などで、 けずって作る、仏や菩薩(ぼさつ)の形をしたもの。  鼻=「はな」と読み、仏像の顔の中央あたりにある少し高くなった部分。  欠く=「かく」と読み、なければならない部分をこわしてしまうこと。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆

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彩ずる
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