●夫婦喧嘩は犬も食わぬ

読み(ひらがな)

ふうふげんかは いぬも くわぬ。

意味

夫婦の間で起こる、けんかは、問題にならないような、つまらないことが原因で起こり、 すぐに仲直りするから、他人が心配しても、ばからしいから、放っておくほうが、 いいということ。

解説

夫婦の間のけんかは、ほとんどの場合、取るに足らないことが原因でおこり、 情にとらわれた理性のない喧嘩が多く、何でもよく食べ、興味を示す犬でさえも、 見向きもしないということから、生まれたようです。また、「夫婦喧嘩と夏の餅は犬も食わぬ」 とも言うようです。

重要語の意味

夫婦=「ふうふ」と読み、家庭や子供を作るため、 男(夫)と、女(妻)が、いっしょになり生活を共にする一組の男女こと。  喧嘩=「けんか」と読み、自分の主張を通したい為、相手と 言葉や体で、争いをすること。  犬=いぬ科の動物、古くから家などで飼育されてきた。   食わぬ=くわない。 たべない。  情=「じょう」と読み、異性を思う心。男女の愛情。   理性=「りせい」と読み、物事の理屈や、良い悪いを正しく 判断する力。  

いわれ(歴史)と重要度

近松門左衛門の世話物、浄瑠璃、淀鯉出世瀧徳(よどごいしゅっせのたきのぼり)。    重要度=☆☆☆

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夫婦
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