●可愛い子には旅をさせよ
読み(ひらがな)かわいい こには たびを させよ。 |
意味かわいいと思う子供には、つらく苦しい旅をさせて、世の中の、 たいへんさを経験させなさい、という教え。 |
解説昔、旅をするには、今と違って、歩くか馬に乗るぐらいしか方法が、なかったため、 旅は、つらくきびしいものであったようです。そのため、わが子を可愛いと思うなら、 甘やかして、そばに置くのではなく、苦労を経験させる意味で、旅をさせなさいという教えです。 小さい頃の苦労は、後の人生にとって、役立つ事があるという意味が含まれて いると思われます。また、この句は、「いとしき子には旅をさせよ」とも言うようです。 |
重要語の意味可愛い=「かわいい」と読み、自分の子供などを愛し大切にしたいと 思う気持ち。 子=子供。 旅=自分の家を離れて別の土地へ行って宿などに寝泊りすること。 させよ=他人にある動作などをさせなさい。 苦労=「くろう」と読み、苦しくて疲れること。 経験=「けいけん」と読み、自分が実際にあることをやってみる。 |
いわれ(歴史)と重要度江戸初期にかなで書かれた短編小説、東海道名所記(とうかいどうめいしょき)。 重要度=☆☆☆ |
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