●親の十七子は知らぬ

読み(ひらがな)

おやのじゅうしち こはしらぬ。

意味

子供は、親の若い頃のことを知らない、ということ。

解説

親は、自分の若い頃の失敗や他人から叱られたことなどは、殆ど話をしないので、 子供は親の若い頃の本当の姿を知ることができません。しかし、親は、 自分が立派な人間であるかのように子供に説教をしてしまうので、 そのような親の欠点を遠まわしに非難することばのようです。

重要語の意味

親=「おや」と読み、子供を生んだ人。父と母。子を育て養い教育する人。  十七=「じゅうしち」と読み、17才のころ。若い頃。  子=「こ」と読み、子供。  知らぬ=「しらぬ」と読み、知らない。  子供=「こども」と読み、親から養(やしな)ってもらう人。  若い=「わかい」と読み、年が20才以前の頃。  頃=「ころ」と読み、時間を示す場合のことば。その時あたり。  失敗=「しっぱい」と読み、やってみたが、うまくいかなかったこと。  他人=「たにん」と読み、自分以外の人。  叱られる=「しかられる」と読み、目上の人などからまちがったことなどを注意(ちゅうい)される。  殆ど=「ほとんど」と読み、すべてと同じくらい。  姿=「すがた」と読み、みなり。たいど。  立派=「りっぱ」と読み、正しくて能力などがすぐれているようす。  説教=「せっきょう」と読み、目下の人にまちがったことなどを注意すること。  欠点=「けってん」と読み、十分でないようす。短所。  遠まわし=「とおまわし」と読み、本当のところをかくすようなようす。直接でなくさりげなくいうこと。  非難=「ひなん」と読み、人のまちがいを責(せ)めること。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆☆   難易度=ふつう

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