●福徳円満

読み(ひらがな)

ふくとく えんまん

意味

幸福と利益があり、満ち足りているようす、を言うことば。

解説

今回、調べてみて初めて知りましたが、この2つの言葉は、 もともと仏教で使われていた言葉のようで、たとえば、「福徳」は観音経に、「円満」は 倶舎論に載っている言葉のようです。前世や現世の善い行いによって得られた 幸福と利益が完成された状態のことを言っているようです。

重要語の意味

福徳=「ふくとく」と読み、前世や現世での善い行いによって得る幸福と利益。 功徳。  円満=「えんまん」と読み、満ち足りて欠点がなく完成されたようす。  幸福=「こうふく」と読み、すべてのことに不満がなく心が穏やかで安定した状態。  利益=「りえき」と読み、@得になること。ためになること。Aお金などのもうけ。  満ち足りる=必要なものが十分にあり、心にゆとりがあること。  観音経=「かんのんぎょう」と読み、大乗仏教のお経で、昔からよく 読まれ続けてきたお経。「妙法蓮華経・観世音菩薩普門品第二十五」。  倶舎論=「くしゃろん」と読み、小乗仏教の教えを論じた書物。世親という 僧が書いた仏教の基本が書かれた本。「阿毘達磨倶舎論」。  現世=「げんせ」と読み、今自分が生きているこの世の中。三世のひとつ。  三世=「さんぜ」と読み、前世、現世、来世(後世)。 過去、現在、未来。 

いわれ(歴史)と重要度

福徳=観音経、金剛般若経、大智度論など。  円満=倶舎論、摂大乗論など。   重要度=☆☆☆

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福徳円満


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