重要語の意味
寂滅=「じゃくめつ」と読み、涅槃の境地。煩悩の炎が消え去った心の状態。心の活動が静まった状態。
為楽=「いらく」と読み、楽となす。楽である。
寂=しずか。しぬ。
滅=ほろびる。きえる。しずむ。
為=なり。である。
楽=やすらか。らく。たのしい。
涅槃=「ねはん」と読み、サンスクリット語の音に似せて作った語。寂滅と漢訳された。
楽=「らく」と読み、安楽であること。軽安(きょうあん)。
大乗仏教=「だいじょうぶっきょう」と読み、釈尊が説いた仏教の後、民衆の中から生まれた万人成仏を基本にした仏教。
涅槃経=「ねはんぎょう」と読み、釈尊の死の前後のようすを示した経典。阿含長部経典と大乗経典がある。
雪山偈=「せっせんげ」と読み、釈尊の前世とされる雪山童子が雪山で羅刹(らせつ)から聞いた偈。施身聞偈。
諸行無常=「しょぎょうむじょう」と読み、諸行は無常なり。
是生滅法=「ぜしょうめっぽう」と読み、是れ生滅の法なり。
生滅滅已=「しょうめつめつい」と読み、生滅、滅しおわりて。
寂滅為楽=「じゃくめついらく」と読み、寂滅を楽と為す。
行=「ぎょう」と読み、おこなうという意味であるが、この場合は五蘊の行であると思われる。
生滅=「しょうめつ」と読み、生まれては消えることを常に繰り返し起していること。
境地=「きょうち」と読み、心の状態。
安楽=「あんらく」と読み、安らかで心地よい状態。幸福を感じること。
いろは歌=「いろはうた」と読み、日本語に当たるすべての語(音)を使ってあらわした歌。いろはにほへとちりぬるを。
釈尊=「しゃくそん」と読み、釈迦牟尼世尊の略。ブッダ。仏教を始めた尊者。
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