●稼ぐに追い付く貧乏なし

読み(ひらがな)

かせぐに おいつく びんぼうなし。

意味

一生懸命に働けば、貧乏で困るようなことはない、ということ。

解説

仕事をまじめにやっていれば、それだけのお金が手に入るので、貧乏になることはない、ということのようです。 貧乏神が追いかけて来ても、一生懸命に仕事をして稼いでいれば、貧乏神に追い付かれることはない、ということから 生まれたことわざのようです。音吉の勝手な思いつきを書いてみますと、貧乏神には、「いきすだま」という意味もあるので、 人を怨まず、人から怨まれることなく、世の中の役に立つよう、まじめに仕事をすれば、貧乏神が寄り付かないということではないかと思います。 また、このことわざは、「稼ぐに貧乏追い付かず(かせぐにびんぼうおいつかず)」とも言います。

重要語の意味

稼ぐ=「かせぐ」と読み、@一生懸命に働く。A働いて収入を得る。  追い付く=「おいつく」と読み、後ろにいた者が先にいた者のところへたどり着く。目標としていることに到達する。  貧乏=「びんぼう」と読み、お金や物がなくて生活が苦しいこと。  一生懸命=「いっしょうけんめい」と読み、自分の力を出し切り心を一つにして命がけで何かをするようす。「一所懸命」とも書く。  働く=「はたらく」と読み、仕事をする。収入を得て生活を営む為に身体や頭を使って何かをする。  仕事=「しごと」と読み、役目として当然しなければならないこと。  貧乏神=「びんぼうがみ」と読み、人にとりついてその人を貧乏にすると考えられている神。窮鬼。  窮鬼=「きゅうき」と読み、@貧乏神。Aいきすだま。  いきすだま=生きている人の怨念から生じる雰囲気や性格のようなもの。いきりょう。 

いわれ(歴史)と重要度

毛吹草。   春秋左氏伝。    重要度=☆☆☆   

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稼ぐ
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