●帯に短し襷に長し

読み(ひらがな)

おびにみじかし たすきにながし。

意味

ある物を使う場合において、いずれのものにも、使い物にならなかったり、 役に立たなかったりすることのたとえ。

解説

きもの(和服)に使う帯としては、短すぎて使えないし、きものの袖をたくし上げる為に使う、 たすきには、長すぎて合わなく、どちらにも使えないため、生まれた句。物の役立ち方と、 人を評価する場合などにも使うようです。

重要語の意味

帯=きもの(和服)を着る場合に、きものを体にしっかりつける為に使う 腹のあたりで、巻きつけ結ぶ、細長い布。  襷=「たすき」と読み、きもの(和服)の袖を上にあげておく為に使う、細長いひも。 仕事をする時に袖がじゃまにならないように使うひも。  短し=みじかい。  長し=ながい。

いわれ(歴史)と重要度

不明   重要度=☆☆☆   超古風

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たすき

たすきは、和服の長い袖が、作業をするときに、邪魔になるため、 袖を、たくし上げて、作業をしやすいように使う細いひもです。 ひもを、口でくわえて、背中でぐるっと回して、反対側の片から 後ろ側へ回して、結ぶと、下の図のようになるようです。

たすきがけ前側

たすきがけ後側



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