●人の褌で相撲を取る

読み(ひらがな)

ひとのふんどしで すもうをとる。

意味

他人の物などを使って、自分の利益になることや、役に立てることのたとえ。 又、他人がやっていることに、合わせて(まねをして)、それを利用してしまうことのたとえ。

解説

他人のふんどしを借りて、相撲を取るという意味から生まれたことわざのようですが、 ふんどしを買うお金を、けちしているのか、よく分かりませんが、自分の物を使わずに、 他人の物を使って、何かをすることのようです。他人のやった事を利用する場合は、 意外と多いかもしれません。(人の作った道具で仕事をする。)

重要語の意味

褌=「ふんどし」と読み、男の陰部を隠すために使う長い布、下帯。 相撲では、特に大切なもの、まわし。 相撲=「すもう」と読み、裸の体に、まわしをつけて、土俵の中で、 勝ち負けを競う競技。  まわし=力士が、腰のあたりにつける布。ふんどしの太くて大きなもの。  土俵=「どひょう」と読み、土俵場のこと。相撲をとるため、力士が相撲を取る所。  力士=「りきし」と読み、相撲を取る人。おすもうさん。 

いわれ(歴史)と重要度

滑稽四十八癖(こっけいしじゅうはちぐせ)。   重要度=☆☆☆   

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相撲(すもう)

相撲の起こりは、結構、古いようで、神代(神武天皇以前)の頃の ようです。いずれも、神様をお祭りする行事と深く関わっている 競技のようで、現在は、国技として、扱われているようです。 相撲は、土俵という場所で行われ、土俵は、正方形の土を盛り、その中心に、直径4.55メートル の円形を、小さな俵で作った場所のことをいいます。力士は、土俵上で、2人組になり、 どちらかが、先に土俵の中で、倒れるか、また、どちらかが、土俵の外に出るかによって、 勝ち負けを競います。現在でも、大相撲として、年に6回(15日間)、行われています。 力士には、強さの階級を示す、番付があり、各場所の最初に、それが決められるようです。 番付には、横綱、大関、関脇、小結、幕内(前頭)、  十両、幕下(二段目)、 三段目、序二段、序ノ口、と続くようです。

相撲

ふんどし
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