●目は心の鏡

読み(ひらがな)

めは こころの かがみ。

意味

目は、その人の心の中を、ありのままに表す、かがみのようなものである、ということ。

解説

目を見れば、その人の心の中が、善いことを考えているのか、悪いことを考えているのかが、 よく分かるという意味で、善いことを考えていれば、目も明るく澄んでいて、悪いことを考えていれば、 目も暗く曇って見える、ということのようです。この句は、中国の古い書物、 「孟子」に書かれている言葉のようです。

重要語の意味

目=@物を見るための体の一部。A目のあたりの様子や雰囲気。目つき。 まなざし。  心=人の体の中にあり、目に見えないが、意識や感情や思ったり考えたり の働きをすると考えられているところ。  鏡=「かがみ」と読み、平らな面をきれいにみがき、光が反射するようにして、 自分の顔や、物などをうつし出すもの。  意識=「いしき」と読み、目(見る)、耳(聞く)、鼻(香りをかぐ)、 舌(味覚)、ひふ(さわる)が、外部から伝わるものを受けて、それらの状態を認めようとする心の働き。  感情=「かんじょう」と読み、喜び、楽しみ、悲しみ、怒りなどを 感じること。 

いわれ(歴史)と重要度

孟子(もうし)、離婁篇の上(りろうへんのじょう) 。   重要度=☆☆☆   

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【儒教の孟子】