●夜盗の提灯とぼし

読み(ひらがな)

やとうの ちょうちん とぼし。

意味

悪い心を持った人の手助けをして、悪いことを働いたり、悪い人をかばったりする人のこと。

解説

悪人の盗人は、夜の真っ暗な間に、盗みを働きますが、その悪人の前に立って、暗い夜道を、 提灯に火をつけて、行き先を照らして歩き、悪人の手助けをする事から生まれた句。 これは普通の善人に見えるような人が、悪人の手先になり、その助けをするという意味が あると思われますので、こんな人には、なるな、という、いましめの意味の言葉では、 ないかと思われます。

重要語の意味

夜盗=「やとう」と読み、夜の真っ暗な間に、こっそりと、物を盗むこと。  提灯=「ちょうちん」と読み、竹と紙などで、筒のようにして空洞を作り、その中に、ろうそくを立てて、夜道の照明、代わりにした もの。江戸時代に折りたたみ式の携帯用になった。提燈とも書く。  とぼし=火を使って、暗い所を、明るく照らすもの。この場合は、提灯を持った人。  盗人=「ぬすびと」と読み、他人のものを無断で取ってしまう者。どろぼう。又、悪事を働く者。「ぬすっと」とも発音する。  手先=「てさき」と読み、悪人に頼まれて、使われている人。手下(てした)。 

いわれ(歴史)と重要度

不明   重要度=☆☆   超古風

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提灯

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