●厭と頭を縦に振る

読み(ひらがな)

いやと かぶりを たてにふる。

意味

外にあらわれる言葉と態度が違っているが、本当は承諾したいという気持があることのたとえ。

解説

口では「いや」だと言っているけれど、頭をたてに振って、心の中で承諾している ということから生まれたことわざのようです。これも前回の「厭じゃ厭じゃは女の癖」 と同様の意味があるようで、特に、年ごろの女性にありがちな微妙な感情を上手に表現したことわざのようです。

重要語の意味

厭=「いや」と読み、必要としないようす。気に入らない。きらい。  頭=「かぶり」と読み、あたま。  頭を縦に振る=「かぶりをたてにふる」と読み、あたまを上から下へさげ、いいですと相手の要求を認める。  態度=「たいど」と読み、人の感情などを外にあわわす動作。  承諾=「しょうだく」と読み、他人のお願いなどを受け入れること。  微妙=「びみょう」と読み、細かくいろいろなことが複雑に関係して言葉で表現するのが難しいようす。  年ごろ=結婚に適している時期の年齢。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆☆

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