●惚れて通えば千里も一里

読み(ひらがな)

ほれて かよえば せんりもいちり。

意味

好きな人に会いに行く時は、どんなに遠い距離であっても、近くに感じられ、全く苦労と思わない、ということ。

解説

好きな人に会いたいと思う気持ちが先に立って、1000里という遠い道のりでさえも、 たった1里のように感じられ、何度、会いに行くことさえも、辛く感じない、ということのようです。 1000里は約3940Kmですから、遠いことのたとえとして使っていると思われます。 このことわざは、一般の世間で、歌として親しまれたもので、この後に、「あわずに戻ればまた千里」 と続けても言うようです。

重要語の意味

惚れる=「ほれる」と読み、異性を好きになり夢中になってしまうこと。  異性=「いせい」と読み、男性の場合は女性、女性の場合は男性。  通う=「かよう」と読み、ある場所へ何度も行く。行って戻ってくる。  千里=「せんり」と読み、距離の長さで、約3940キロメートル。直線距離で北海道の宗谷岬から台湾の南端くらいまで。  一里=「いちり」と読み、距離の長さで、約4キロメートル。  先に立つ=「さきにたつ」と読み、ある感情が心の中でいっぱいになる。  道のり=道の長さ。距離。  苦労=「くろう」と読み、苦しくて疲れてしまうこと。  辛い=「つらい」と読み、苦しい。 

いわれ(歴史)と重要度

俗謡。   重要度=☆☆☆

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惚れた
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