●豆腐に鎹

読み(ひらがな)

とうふに かすがい。

意味

いくら強力なものでも、受けて側がしっかりしていないと、手ごたえがなく、効き目がないことのたとえ。

解説

豆腐の「ふにゃ・ふにゃ」したところへ、かすがいという鉄のくぎを打ち付けても効果がないことから生まれた句。 がんじょうなかすがいでも、それを受け止める側が、しっかりしていないと効果が現れないので、こういうことわざが 生まれたのではないかと考えられます。

重要語の意味

豆腐=大豆を粉状にして煮、布でこした液体に、にがりを加えて、固まらせた白くやわらかな食べ物。  鎹=「かすがい」と読み、2つの木材を、つなぎ合わせるために使うコの字型をしたくぎ。  にがり=海水から塩分を取り除いた残りの液体。主成分は塩化マグネシウムで、苦みがある。  ふにゃ・ふにゃ=やわらかくて、しっかりしていないようす。

いわれ(歴史)と重要度

京都いろはがるた   重要度=☆☆☆

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かすがい

かすがいは、家を建てたりするときに、木材を組み合わせた箇所に 補強として用いてる比較的、大きなくぎのようなものです。 下図参照。 木材と木材を組み合わせて、下の図のように、 木材を直角に組んだりして、補強用に使います。

かすがい

かすがいと木材

かすがい
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