●二の舞を演じる

読み(ひらがな)

にのまいを えんじる。

意味

他人の失敗を見て知っているにもかかわらず、同じ失敗を繰り返すことのたとえ。

解説

「二の舞」は、舞楽(ぶがく)で演じられる踊りの名前。この舞の前に踊る「案摩(あま)」という 踊りを見た後に、それをまねして踊るもので、前の舞「案摩」を、しっかりと踊れず、 失敗を、おもしろおかしく演じるもの。このこっけいな舞を同じように演じるという意味で、 同じ失敗を繰り返すことを言うようになったようです。 また、この句は、「二の舞を踏む」とも言います。

重要語の意味

二の舞=舞楽のひとつの呼び名。案摩(あま)という踊りの次ぎに演じられるもの。  演じる=@舞台や劇などで、ある人になりきり、その役目を行うこと。 A失敗をすること。  舞楽=「ぶがく」と読み、踊りをつけた雅楽。  雅楽=「ががく」と読み、平安時代から伝わる日本独自の音楽。 しょう、ひちりき、びわ、そう、たいこなどの楽器を使って演奏する。 

いわれ(歴史)と重要度

舞楽(ぶがく)の舞(まい)のひとつから生まれたことわざ。   重要度=☆☆☆

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