●鉄は熱いうちに打て

読み(ひらがな)

てつは あついうちに うて。

意味

人を鍛えるには、心が純粋な若いときに、しっかりと教え込むべきだというたとえ。

解説

鉄は真っ赤に焼けている時は、やわらかく、形を変えられますが、さめて、 かたくなった状態では、形が整わないということから生まれた句。大人のときより 若いときのほうが、新しいことを覚えるのが早く、しっかりと身につく、という意味があり、 又、何かを行う場合には、人の関心が高く熱意のあるうちに、始めるべきで、よい時機(チャンス)を 失ってはいけないという意味もあるようです。又、別の言い方として、「幼子は白き糸の如し」 (おさなごはしろきいとのごとし)ということわざがあり、これは、幼い時を白い糸にたとえ、 白い糸がどんな色にも染まるということから、 幼い時のしつけの大切さを言ったもののようです。

重要語の意味

鉄=非常にかたくて銀色をした金属。熱するとやわらかくなる。  熱い=@温度が高いこと。A感情が盛り上がって激しいこと。  うち=ある定まった時間。あいだ。内とも書く。  打つ=ある物を別のものでたたくこと。  鍛える=何度もくり返し習い、心と体を強くしていくこと。  しつけ=礼儀作法(れいぎさほう)を身につけること。 

いわれ(歴史)と重要度

西洋のことわざ(英語)「Strike while the iron is hot.」を訳したもの。   重要度=☆☆☆

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熱い
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