●虎の威を借る狐

読み(ひらがな)

とらの いをかる きつね。

意味

力の弱い者が、権力のある者に頼って、いばることのたとえ。

解説

戦国策という古い本にある動物のたとえ話から生まれたことわざのようです。その内容は、 虎が狐をつかまえて食べようとした時、狐が言った。「私は神より、獣の中で最も優れたものになるよう 命じられた。私を食べると、神にそむくことになる。うそだと思うなら、私の後についてきなさい。 みんな(獣たち)は、私を恐れて逃げるから」。虎が言われる通り、狐の後ろについていくと、 獣たちは、虎の姿を見て恐れ、逃げ出したのだが、虎は自分を恐れたのでなく、 狐を見て逃げたのだと思い込んでしまった。つまり、虎は狐にだまされたというたとえ話によるようです。 虎は権力のある者、狐は弱い者。ということになります。

重要語の意味

虎=「とら」と読み、ネコ科の動物。体長約2から3メートル。 アジアに住み、黄色に黒の横じまがあり、獣の中でも最も強いもの。  威=「い」と読み、他のものを恐れさせ、従わさせる大きな力。  借る=「かる」と読み、自分の都合のいいように他の力を利用しようとする。  狐=「きつね」と読み、イヌ科の動物。夜行性で、ずるがしこく人をだますと 言われている。お稲荷さんの使いとも言われる。  戦国策=「せんごくさく」と読み、中国戦国時代に、各地を回って教えを説いた 学者たちの計画などを国別に書いた書。前漢末の劉向(りゅうこう)という学者がまとめたもの。 

いわれ(歴史)と重要度

戦国策(せんごくさく)楚策一。   重要度=☆☆☆   

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