●掃き溜めに鶴

読み(ひらがな)

はきだめ に つる。

意味

似合わない場所に、特に、目立って優れているものが、いっしょにいることのたとえ。

解説

また、あまり良くない、うす汚い所に、とても美しいものが、現れるたとえ、 にも使われます。昔は、人家や商店の多い通りの裏にある、 みすぼらしい長屋(家を長く建て、たくさんの世帯が住めるようにした 所)に住む、美しく若い女性などのことを言ったようです。 もとの意味は、川柳の1つで、ごみ捨て場に、一羽の鶴が、 舞い降りてきたということから生まれているようです。

重要語の意味

掃き溜め=「はきだめ」と読み、ごみをまとめて置く所。ごみため。 さらに言い方を変えると、いろいろな種類のものが寄せ集められている所。  鶴= 「つる」と読み、水鳥のひとつ。とても美しく、長生きをするので、 めでたい鳥として、昔から好まれた。  みすぼらしい=着ているものなどが見苦しく、外見がよくないこと。  川柳=「せんりゅう」と読み、五、七、五の17文字を使って、 おもしろ、おかしく世相などを表現する、季語などのいらない句。 

いわれ(歴史)と重要度

川柳、「掃溜へ鶴宿下りの総模様(はきだめへ、つるやどおりの、そうもよう)」。    重要度=☆☆☆   

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