●砂山

作詞:北原 白秋 作曲:中山 晋平  編曲:ピュートン 歌声:ボーカロイド

うみはあらうみ むこうはさどよ すずめなけなけ 
もうひはくれた みんなよべよべ おほしさま でたぞ

くれりゃすなやま しおなりばかり すずめちりぢり 
またかぜあれる みんなちりぢり もうだれも みえぬ

かえろかえろよ ぐみはらわけて すずめさよなら 
さよならあした うみよさよなら さよならあした



スポンサードリンク

【童謡】
04←[05]→06

うた一考

砂山とは、砂が山のようにあるので、砂丘のことを意味しています。 北原白秋が、新潟県の寄居浜で、日本海の荒海と砂丘、雀などを題材にして、 夕暮れの砂丘のさみしさを歌った曲のようです。この曲も、鳥や風、 海といった自然をテーマにして、詩が作られています。

歌詞の解釈

荒れた海の向こうは、佐渡の島がある。すずめは鳴きなさい。 もう日が暮れた。きれいな一番星が出たから、みんなに知らせてあげよう。

日が暮れると、砂山(砂丘)には、遠くのほうから波の音しか聞こえてこない。 すずめも、わかれわかれになり。また風が強く吹き始める。 みんなもいなくなり、だれも見えない。

家へ帰ろうよ。ぐみの木の林をぬけて、家に帰ろうよ。 すずめもさよなら、また、あした会いましょう。 海もさよなら、また、あした会いましょう。

.