●浜千鳥

作詞:鹿島鳴秋 作曲:弘田龍太郎 編曲:ピュートン 歌声:ボーカロイド

あおいつきよの はまべには おやをさがして なくとりが
なみのくにから うまれでる ぬれたつばさの ぎんのいろ

よるなくとりの かなしさは おやをたずねて うみこえて
つきよのくにへ きえてゆく ぎんのつばさの はまちどり



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【童謡】
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うた一考

千鳥とは、海岸や水辺の近くに、群れを作って住む小さな鳥のようです。 コチドリは「チ、チ、チ」と鳴き群れを作るので、この名前がついたようです。 万葉集には、いくつか歌われたものがあります(万葉集266,1123)。 詳しいことは分かりませんが、コチドリ、とか、シロチドリ、とか言う種が主で、 体は白で、羽は茶色に近いけれど、月明かりを浴びて、濡れた翼が銀色に輝くのでは ないかと思います。

歌詞の解釈

月が明るく輝く浜辺には、親を探しているのか、鳥の鳴く声がする。 まるで波の中から鳥が生まれてくるように見える。濡れた翼は、月の光に輝き 銀色に輝いている。

めずらしく夜になく鳥の悲しさは、海を越えて親を探しに来たのでしょう。 月夜の世界に帰って行くように見える。銀色をした翼の浜千鳥。

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