関数の宣言に用いるヘッダーファイル
関数や、構造体の宣言をする場合に、よく用いられるのが、「ヘッダーファイル」です。 ヘッダーファイルは、拡張子に「h」が付くファイルです。 関数を別ファイルで作る場合には、ヘッダーファイルにプロトタイプ宣言が必要となります。 プロトタイプ宣言は、下記のように記述します。
[戻り値の型指定子] [関数名] ([引数の型指定子]);
引数の型指定子が複数個ある場合は、「,」で区切って指定したい変数型の型指定子を書きます。
このヘッダーファイルは、一つのプロジェクト(又はソリューション)を作成する場合、 複数の関数を別のソースファイルに定義していおいて、ヘッダーファイルに関数のプロトタイプ宣言を まとめて、書いておくと、後で見たときにも、管理がしやすく便利です。
実際の、開発環境「Visual C++」での、設定の方法を載せておきます。
- 新規にプロジェクト又は、ソリューションを作成する
- 「ファイル」メニューを選ぶ
- 「新規作成」を選ぶ
- 「ファイル」タブを選ぶ
- 「C/C++ヘッダーファイル」を選ぶ
- プロジェクトへ追加するをチェックしておく(これはデフォルト)
- 右の細長い四角のエディットボックスに、適当なファイル名、例えば、「sample」などを入力する
- 右下の「OK」ボタンを押す
- ヘッダーファイルのまっさらなエディット画面が表示するので、そこへ、プロトタイプ宣言を記述する