戻り値と引数を持たない関数

関数の入力に用いる変数を「引数」と呼び、 関数の出力に用いる変数を「戻り値」と呼びます。 これらは、いずれかの型を使わない(変数がない)場合は、 引数、戻り値ともに、「void」という予約語の型指定子を用いて定義します。

戻り値と、引数を持たない関数は、いずれかの変数や、配列、構造体などの、 変数の初期化に用いると便利です。今回は、文字列の、初期化のサンプルプログラムを 作ってみましたので、載せておきます。


	#include <stdio.h>

	char word[14] = "amita";			/* グローバル変数 */

	void init_word( void );			/* 関数のプロトタイプ宣言 */

	int main( void )
	{
		printf("この文字は[%s]\n", word );

		init_word();			/* 文字列の初期化 */

		printf("この文字は[%s]\n", word );

		return 0;
	}

	/*グローバル変数「word」を初期化する関数 */
	void init_word( void)
	{
		sprintf(word, "initialize");

	}

グローバル変数は、メイン関数の外で、定義することにより、どの関数からでも呼び出しができ、代入が 可能で、言葉どおり、「グローバル」な、広い範囲で変数が有効になることを意味しています。 この変数は、あまり多用しない方が、いいと思います。

「sprintf」は任意の文字配列の変数に、任意の文字列を代入することができる関数です。 「printf」と似ていますが、「printf」が画面に表示するのに対して、「sprintf」は 任意の文字列変数へ出力することができます。

サンプルソース(avaloky2a.cpp)

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