●首鼠両端

読み(ひらがな)

しゅそ りょうたん

意味

形勢をうかがっているため、どちらにしようか態度を決めることができず、ぐずぐずと迷っていること、のたとえ。

解説

何度も周りのようすを気にして、どのように行動するべきかを決めることができず、いつまでも迷っていることのようです。 ねずみが、穴の中から首を出して、まわりのようすを気にしながら、どちらへ出て行こうか頭を右へ左へと動かし、 外のようすをきょろきょろと見まわしていることから生まれた四字熟語のようです。日和見(ひよりみ)と同じ意味のようです。

重要語の意味

首鼠=「しゅそ」と読み、@穴から首を出してまわりをうかがうねずみ。A躊躇(ちゅうちょ)の音が変化したもの。  鼠=「そ」と読み、ねずみ。  ねずみ=種類の多い小さな哺乳動物。疑い深く悪賢い動物。  両端=「りょうたん」と読み、@ふたごころ。A両方のはし。左右。  形勢=「けいせい」と読み、その時々に変化するまわりのようす。  うかがう=そっと敵のようすをさぐる。  態度=「たいど」と読み、ある人の意志を表す為の言葉や動作など。  ぐずぐず=はっきりせずのろまなようす。  日和見=「ひよりみ」と読み、形勢を見て都合のよい方につくことを考えいつまでたっても態度を表さないこと。  ふたごころ=同時に2つの方向へ思いを寄せる心。 

いわれ(歴史)と重要度

史記・魏其(ぎき)・武安侯伝(ぶあんこうでん)。   重要度=☆☆☆

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首鼠両端

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