●自暴自棄

読み(ひらがな)

じぼう じき

意味

思いどおりにならないので、希望をなくし、自分など、どうなってもかまわないと思い、やけくそになること。

解説

希望をなくしたり、我がままであったりするため、自分など、どうなってもよいと思い、自分を責めて、だめにしてしまうことのようです。 もとは儒教に関する言葉で、「自暴」は、礼儀などを悪くい言って使わないことを、また、「自棄」は、仁義(他人を思いやることと人としての正しい道)を捨てる という意味があるようです。儒教の「仁(じん)と義(ぎ)と礼(れい)」の心に反することをする、という意味があるのではないかと思います。

重要語の意味

自暴=「じぼう」と読み、自分で自分を損なうこと。自分の身を粗末にすること。  自=自分。  暴=損なう。あらす。  自棄=「じき」と読み、自分で自分の身を捨てるようなことをすること。すてばち。  棄=捨てる。やめる。  やけくそ=やけを強めて言う言葉。自暴自棄。  やけ=思い通りにならない為みさかいなく乱暴に振る舞うこと。「自棄」とも書く。  礼儀=「れいぎ」と読み、社会の秩序を保つために守ること。相手に敬意を示す作法。  仁義=「じんぎ」と読み、儒教の仁と義。  仁=他を大切にし思いやること。  義=人として行う正しい道。物事の道理にかなったこと。 

いわれ(歴史)と重要度

孟子(もうし)・離婁(りろう)・上。   重要度=☆☆☆

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自暴自棄

【儒教の孟子】